健康診断を安く受けたい!フリーランスなら知っておきたい「特定健診」とは?

こんにちは。2018年の春にそれまで勤務していた会社を退職し、フリーランスのライターとして開業したMAYです。
フリーランスとして働いていると、ついつい自分の健康のことはおろそかにしがち…。「自分に限って病気になることはないだろう」と思っていませんか?フリーランスこそ健康第一。毎日元気に働き続けるためにも、定期的に健康診断を受けて、しっかりと自分の体調と向き合い改善していくことが必要です。
しかし健康診断は受診料が高いというイメージがあります。検査項目にもよりますが、一般的に健康診断の相場は10,000円程度。人間ドックなら40,000円程度にも!?会社員なら健保から補助が出ますが、個人事業主の場合は基本的に自己負担。いくら健康が大切だからと言っても、なかなか手が出ない金額ですよね。
40歳~74歳の国民健康保険加入者を対象にした「特定健診」なら、手ごろな価格(または無料)で受診できる場合があります。検査項目も一般的な健康診断と同じくらい充実しています。さらに、検査後にメタボリックシンドロームのリスクが高いと判定された場合は特定保健指導によって生活習慣の改善をサポートしてくれるサービスもあります。フリーランスなら絶対に知っておきたい「特定健診」についてご紹介します。
特定健診とは
特定健診については、厚生労働省の以下の説明が分かりやすいので引用させていただきます。
特定健診とは
日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防のために、40歳から74歳までの方を対象に、メタボリックシンドロームに着目した健診を行います。出典:厚生労働省ホームページ
特定健診で受けられる検査の項目は?
特定健診は生活習慣病の予防のために実施されます。検査項目も以下のように生活習慣病のリスクを調べるための内容です。がんの検査は含まれません。
- 質問票(服薬歴、喫煙歴 等)
- 身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
- 理学的検査(身体診察)
- 血圧測定
- 血液検査(脂質、血糖、肝機能など)
- 検尿(尿糖、尿蛋白)
特定健診の料金は?
自治体によって料金は異なります。無料の場合もあります。有料の場合でも、500円~1000円程度の場合が多く、自費で一般的な健康診断を受診するよりも格段にお得です。無料の場合でも、付加健診や健診後の精密検査等は有料となる事があります。
特定健診を受けるには?
受診方法は各自治体によって異なります。自治体によっては、特定の時期に対象者に受診券を送付する方法を取っているところもありますし、対象者が直接健診機関に予約を入れて受診する場合もあります。まずは加入している国民健康保険の窓口(自治体の窓口)へ問い合わせてみましょう。
特定保健指導とは?
特定健診の結果、メタボリックシンドロームのリスクが高いと判定された方は、特定保健指導の対象者となります。対象者は、医師、保健師、管理栄養士などからアドバイスを受けて、3~6か月間で生活習慣の改善を行うよう指導されます。具体的な指導方法は、面談や電話など各自治体によって異なります。無料でサービスを受けられる場合が多いです。
国民健康保険加入者は特定健診でお得に体調管理を!
フリーランスでも健康診断はしっかり受けたいもの。しかし、毎年数万円の料金を支払うのは大変ですよね。今回ご紹介した特定健診以外にも、自治体では対象となる年齢の人にがん検診のクーポンを配布している場合もあります。それらを見逃さないようにしていれば、自己負担額をぐっと抑えて体調管理を行うことができますね。