2018年のサンクスギビングデーは11月22日!由来やレシピをご紹介

こんにちは。男児二人を育てるワーママで、フリーランスで働くライターMAYです。
10月末のハロウィンほど知名度は高くありませんが、最近よく聞く「サンクスギビングデー」や「ブラックフライデー」という言葉。これらは11月にアメリカでお祝いされる行事のことです。日本ではまだアパレル業界でのセールの理由付けのような意味合いでしか語られませんが、もしかしたら今後は「サンクスギビングデー」自体がハロウィンのようにポピュラーになってくるかもしれませんね。アメリカの歴史や文化がぎゅっと詰まったとても素敵なイベントなので、今回はサンクスギビングの由来やレシピについてご紹介します。
サンクスギビングデーとは?ブラックフライデーとは?
まずはサンクスギビングデー(Thanks Giving Day)やブラックフライデーの由来についてご紹介します。
サンクスギビングとは?
サンクスギビングデーは直訳すると「Thanks(ありがとう)をGiving(与える)Day(日)」。幸せ感満載な祝日ですが、いったい誰に何を感謝すればよいの?と疑問が湧いてきますよね。コトバンクによると、感謝祭(Thanks Giving Day)について以下のように説明されています。
米国・カナダの祝日。米国では11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日。開拓者が初めての収獲を神に感謝したことを記念したのが始まり。サンクスギビングデー。
出典:コトバンク
アメリカの開拓の歴史から来ているのですね。荒れ地を一生懸命耕して畑にして、初めて野菜が収穫できた時の喜びを想像してみると、サンクスギビングデーの風習もずっしりと重く尊いものに感じられます。
ブラックフライデーとは
サンクスギビングデーと一緒の時期に飛び交う「ブラックフライデー」という言葉。サンクスギビングデーの翌日の金曜日の事を指すのですが、ブラック=黒い金曜日と呼ばれます。
これは、各地のショッピングモールで、サンクスギビングデーのために帰省している人たちをターゲットにしたセールが行われる事から来ています。冬物の洋服やクリスマスプレゼントなどが飛ぶように売れ、ショッピングセンターが黒字になるということでブラックという言葉がつけられたと言われています。
最近日本でもブラックフライデーセール、よく見かけますよね。本来ならサンクスギビングデーあってこそのブラックフライデーなのですが、セールの名目だけ飛び込んできてなんだか変な感じ・・・でもちょうど季節の変わり目なので、セール自体は有難いですね。
サンクスギビングはどう過ごす?本場アメリカでの体験談をご紹介
私は高校卒業後の19歳から8年間アメリカに住んでいた事があります。アメリカに滞在していた経験の中でも思い出深い数々のサンクスギビングデーについて思い出しながら書いてみたいと思います。
最初の年は学生寮で
渡米した最初の年のサンクスギビングデーは、その風習を知らなかったので「連休ラッキー!」くらいにしか考えていませんでした。しかし、サンクスギビングデーが近づくにつれ、大学の周りの友達がみんなソワソワし始め、水曜日にはみんな荷物をまとめてさっさと実家へ帰ってしまうではありませんか!そういえば「サンクスギビングはどうするの?」と何人かの友達が聞いてくれていたなと思い出したのも後の祭り。私は他数人の留学生仲間とシーンとした学生寮に残されてしまいました。
しかしそんな留学生たちのために、寮長がサンクスギビングパーティーを企画しておいてくれたおかげで、当日もその週末も楽しく過ごす事ができました。
親友の実家でポットラックパーティー
二年目からは仲の良い友達ができたので、彼女の家にお邪魔してサンクスギビングディナーを頂く事が多かったです。彼女の家族はキリスト教徒。毎年のようにサンクスギビングやクリスマスなどの家族イベントにお邪魔しても、笑顔で迎えてくれてとても有難かったです。
さすがに毎回ご馳走になるのも申し訳なく、またある年には私以外にも何名もの留学生が一斉に押し掛けるような形になってしまったので、ポットラックパーティー(持ち寄り)を提案した事があります。日本や韓国、中国などからの留学生がおのおのにそれぞれの国の料理を持参したパーティーは多国籍でとても面白かったです。
ニューヨークシティーのパレードを見学に
ニューヨークシティーの有名なデパートメイシーズが主催するサンクスギビングパレードを見に行った事もあります。アメリカでは年に二回、ニューヨークシティーの様子が映し出されたテレビ中継に全米の人たちが釘付けになる日があります。一つは大みそかのカウントダウン。そしてもう一つがこのサンクスギビングデーのパレードです。
色々なキャラクターが大きな風船になってニューヨークシティーをパレードします。大人気イベントだそうですが、元々人混みが苦手な私。ものすごい人手で、ものの数分で退散してきた記憶しかありません…
サンクスギビングに作りたいレシピ
アメリカのサンクスギビングディナーの主流と言えば七面鳥の丸焼き。どーんとテーブルの中央に置いたら、家族全員でそれぞれのお皿に取り分けていただくというスタイルです。また、サイドディッシュとしてマッシュポテトやグリル野菜も。デザートにはアップルパイかパンプキンパイというのがお決まりのパターン。
しかし、ここは日本。丸ごと一匹の七面鳥を手に入れるのは難しいですよね。そこで、秋の深まりを感じることができるこんなレシピはいかがでしょうか?
ローストポーク&クランベリーソース
豚のかたまり肉に塩で下味をつけて1~2日冷蔵庫で熟成させます。室温に戻したら丸ごとオーブンへ。1時間かけてじっくりと焼けば、ジューシーで美味しいローストポークが完成します。
肉汁をクランベリージャムと煮詰めてクランベリーソースを作ります。肉汁が足りない場合はバターを足しても良いですね。ターキーに合わせるソースですが、ローストポークとの相性も抜群ですよ。
良いかたまり肉が手に入ったら詳細レシピや写真などアップする予定です。お楽しみに!
カラフルポテトのロースト
最近ではとってもカラフルなじゃがいもが販売されていますよね。中でも、紫や赤、黄色などカラフルなものを見つけたら、ぜひ作ってみたいのがこのレシピ。
じゃがいもを皮のままきれいに洗い、食べやすい大きさに切ったらオリーブオイルを上から振りかけてオーブンで焼くだけ。焼きあがったら軽く塩・胡椒とお好みのハーブを振り、完成です。じゃがいもは以下のような品種がカラフルでおすすめですよ。
- シャドークイーン(紫)
- アンデスレッド(赤)
- ノーザンルビー(赤)
- インカのめざめ(黄色)
じゃがいもを手に入れたら詳細レシピ公開しますね。
ナッツたっぷりコブサラダ
アメリカのレストランでは必ずと言ってよい程メニューに登場するコブサラダ。一度食べるとその美味しさにハマります。
レタスを洗って食べやすい大きさにちぎって器に盛り付けておきます。その上に、ハムやチーズ、ゆで卵、アボカド、ナッツ、きゅうり等のお好みの具材をストライプ状に並べていきます。具材は食べやすいように全てキューブ状の大きさに合わせてカットしておきます。秋らしくカボチャのタネなどを並べてみても良いですね。ドレッシングはクリーミーなシーザードレッシングがおすすめです。
食べる時は豪快に全部混ぜ合わせて頂きます。
こちらも追って詳細レシピ公開予定です。
アップルパイ
ハロウィンでかぼちゃを食べ飽きているかもしれないので、デザートはアップルパイ。冷凍パイシートを使えば、アップルパイも簡単に作ることができますよ。
カットしたりんごに砂糖とレモン汁を加えて鍋で煮ておきます。アメリカ風の味付けにしたい場合は、シナモンもたっぷり加えてくださいね。耐熱皿にパイシートを敷き、煮リンゴを投入。上にまたパイシートをかけて空気穴をあけてオーブンへ。パイシートに焼き色がついたら完成です。お好みでバニラアイスを添えてもオシャレです。
こちらも追って詳細レシピ掲載しますね。
今年の秋は「サンクスギビング」を家族でお祝いしてみよう
今年(2018年)のサンクスギビングデーは11月22日(木)。昔々、開拓者が広大なアメリカの地で収穫の喜びをお祝いしていた事に思いを馳せながら、秋をたっぷりと堪能できるサンクスギビングディナーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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