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取材のアポ取りは「取材企画書」におまかせ!信頼度が増す企画書の書き方とは?

2021/02/05
 
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ライターMAY
子育てと仕事の両立に悩んだ末、フリーのママライターに転身。大変・辛いと思っていた日々の育児・家事は、ライター目線で見るとネタの宝庫!?子育ても仕事も自分らしくマイペースで。そんなわがままなライフスタイルを叶えてくれるママライターの日常を記録していきます。

こんにちは。2018年の春にそれまで勤務していた会社を退職し、フリーランスのライターとして開業したMAYです。(より詳細な自己紹介はこちらから

ウェブライターと言っても、そのライティングスタイルは様々。インターネット上の情報を元に原稿を書き上げる「こたつライター」については以前こちらの記事「高品質な「こたつ記事」を納品したい!取材無しでも内容の濃いライティングに仕上げるコツとは?」で解説しました。今回は人に会って取材し、その体験をもとに記事を書く「取材ライター」について、また取材ライターの信頼度をグンとアップさせるお役立ちアイテム「取材企画書」についてご紹介します。

こちらのブログを初めて訪問してくださった方へ:「これからライターにチャレンジしたい!という方にまず読んでいただきたい15の記事」

取材ライターとは?

インターネット上でよく見かける「人物インタビュー」や「グルメレポ」のような記事。これら実体験に基づいた記事を書くためには、その人に会ったりお店に行ったりして取材する必要があります。取材ライターには、その場で語られる事をしっかりと記事にするだけでなく、場の空気感を五感を使って感じ取り、言葉に起こす事も必要とされます。取材という体験を通して、ライター自身がどのようなことを読み取ったのか?というライターのセンスが光るライティングスタイルとも言えます。

取材ライターに必要なスキルは取材当日のセンスだけではありません。その人やお店に事前に問い合わせて取材の承諾を得、また「〇月〇日の〇時に伺っても良いですか?」と日程調整を行う綿密さも必要とされます。相手は本業で忙しい中わざわざ時間を割いてくれるという気持ちを忘れずに、予定の時間を厳守することもまた大切。

聞いたことのないウェブメディアからの問い合わせに対しては、なかなか返答してくれない方もいます。相手は本業で忙しい上に、「変な事を書かれはしないか?」と怪しんだり慎重になったりしてしまう場合も。そんな時に相手に安心感を与え、スムーズにアポ取りを進めるためのお役立ちアイテムが「取材企画書」なのです。

取材企画書のメリットは?

取材企画書はこちらが取材したい要件を簡潔にまとめた文書の事です。取材相手に媒体概要や取材趣旨を明確に伝えられるというメリットがあるだけでなく、取材者本人にとってもプラスになることが多いです。アポ取りの前に企画書を用意しておくだけで、アポ取りが一気に楽に、そしてスムーズになりますよ。

取材企画書で取材相手に安心感を与えよう

まずは電話でのアポ取りの場面。取材企画書があると「取材者は真面目で誠実そうだ」という安心感を相手に与える事ができます。「企画書」という言葉の持つ「お堅い印象」をうまく利用しているだけなのですが、「取材企画書を用意しておりますので、追って送付してもよろしいでしょうか?」と一言添えるだけで、なんだかもっともらしく聞こえますよね。この一言、実はとても重要なんです。この一言があるおかげで、「なんだかよくわからない人が取材したいと言っている」という状況から「知らないけどきちんとした(してそうな)メディアから取材の要請が来た」という印象にガラリと変わるのです。

無名ライターにとって、この第一印象での安心感は何よりの武器!取材当日に好印象で取材をスタートすることに繋がります。

取材企画書は取材者のブレストにも欠かせないツール

ここで取材のアポ取りでの私の失敗談を一つ。とある洋菓子店での取材のため、アポ取りの電話をかけた際、「貴メディアの媒体概要を教えてください。」と言われて答えられなかった事があります。そのメディアでライターとして書かせてもらえるようになって初めての仕事だったため、まだ媒体概要を把握していなかったのです。

言葉に詰まり、後日メールで媒体概要を送付しフォローしましたが、相手には「初心者だな」と気づかれてしまっただろうなと反省しました。

取材相手に「この取材は受けたい」と思ってもらうためには、取材者自身がまずはしっかりとその取材の意義や目的、PR効果などについて把握しておく必要があります。アポ取りの前に取材企画書を作成することによって、取材者自身がこういった内容を全て頭に叩き込むことができるというメリットもあります。

取材企画書を取材当日に持参すれば、取材漏れを防いだり、計画性を持って取材を進めることが出来たりと、良い事ばかりなのでぜひ実践しましょう。

信頼される取材企画書を書くための3つのポイント

それでは実際に企画書にはどんな内容を含めると良いのでしょうか?私がこれまでの経験をもとに「この3点は必ず押さえておきたい」と考えるポイントをご紹介します。

媒体概要で自己紹介は忘れずに!

今やインターネット上に数えきれない程あるウェブメディア。取材相手に「あぁ、そのメディア知ってるよ」と言ってもらう事はほぼ無いと考えた方が良いでしょう。そんな時にリンクを送るだけでは自己紹介としては不十分です。ウェブメディアならではの以下の数字を見せてしっかりと自己紹介しましょう。

  • 月間PV数
  • 訪問者の男女比・年齢層・地域
  • SNSのフォロワー数
  • 記事の配信先(あれば)

これらの数字や具体的な情報によって、その媒体に取材されるとどれだけの人の目に触れるかという大体の予測を示す事ができます。

取材趣旨は具体的且つ簡潔に

取材趣旨は「貴店のすばらしさをたくさんの人に知っていただきたい」というようなありきたりなものでは印象に残りません。「貴店が期間限定で販売する特別メニューについて、制作秘話を取材したい」というように具体的な要望の方が伝わりやすく説得力があります。

趣旨の説明に困った時は、5W1Hを基本に考えます。5W1Hとは「いつ・どこで・誰が・何を・どうして・どうやって」という質問に答えると、物事の概要が大体わかるという考え方です。企画趣旨にその全てをまとめる必要はありませんが、取材趣旨を的確に表していると感じる点を何点かまとめると、具体的ですっきりした内容の文章が出来上がりますよ。

撮影の有無・インタビュー時間・実食方法などの希望事項はわかりやすく明確に

写真撮影の有無については必ず明記しましょう。人や店舗によっては、撮影について細かい規定がある場合もあります。具体的な要望は書きつつ、「可能な範囲でお願いしたい」との一言も添えておくと融通をきかせてくれる場合もあります。

人物取材の場合は、インタビュー時間や聞きたい質問など、事前に示しておくと当日のインタビューがスムーズに進みます。グルメレポの場合は、指定メニューがあれば事前に知らせ、店舗で実食するのか、持ち帰るのか、なども明記しておきましょう。

取材のアポ取りが憂鬱な方は、今すぐ「取材企画書」を用意しよう!

取材は好きでもアポ取りは憂鬱だという方は、意外と多いのではないでしょうか。私自身も、その日の気分でふらっと取材に行ける事ならそうしたいと思う事もあります。しかし、取材は事前準備が命。そのためには、取材企画書を準備した上でのアポ取りは、より良い取材を実現するためのベストな選択肢とも言えるでしょう。これまでなんとなくアポ取りしていた方も、またこれから取材ライターに挑戦したいという方も、これから取材企画書を使いこなし、すっきりとした気持ちで取材に挑んでみてはいかがでしょうか?

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Comment

  1. アバター メグ より:

    初めまして、こんにちは。
    人気のブログランキングから訪問させて頂きました。
    フリーランスでライターをされているのですね。
    取材アポ取りなどの事前準備が何よりも大切だという事ですね。
    応援ポチ。また、応援に伺わせて頂きます。

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