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イチゴの美味しい食べ方から考える、ライターにとっての「実体験」の重要性とは?

2021/02/05
 
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ライターMAY
子育てと仕事の両立に悩んだ末、フリーのママライターに転身。大変・辛いと思っていた日々の育児・家事は、ライター目線で見るとネタの宝庫!?子育ても仕事も自分らしくマイペースで。そんなわがままなライフスタイルを叶えてくれるママライターの日常を記録していきます。

こんにちは。2018年の春にそれまで勤務していた会社を退職し、フリーランスのライターとして開業したMAYです。(より詳細な自己紹介はこちらから

突然ですが、皆さんはイチゴを先の方から食べますか?それともヘタの方から食べますか?小さなイチゴなら丸ごとパクっと一口で食べるという方法もありますよね。イチゴの食べ方なんて気にしたことなかった!という方もいるかもしれません。しかし、イチゴは「どこから食べるか」によって、その味わいがぐんと異なるのです。

今回は「イチゴライター」として全国各地のイチゴやイチゴスイーツを食べ歩いている私が、イチゴの美味しい食べ方について、専門家に聞いた情報と、実際に食べてみた感想を比較。そこから見えてくるものとは?本当に美味しいイチゴの食べ方を知りたい方は必見です。

こちらのブログを初めて訪問してくださった方へ:「これからライターにチャレンジしたい!という方にまず読んでいただきたい15の記事」

専門家のおすすめの食べ方は「ヘタの方から」

これは私が去年の夏、夏イチゴのイチゴハウスを取材に行った時のこと。イチゴ園の代表者が、ハウスに入る前にイチゴの美味しい食べ方を教えてくださいました。

その食べ方は、こちらです。

  1. まずイチゴのヘタを取る
  2. ヘタがついていた方からガブリ
  3. 徐々に先端へと食べ進めていく

その理由は「イチゴは先端に行けば行くほど糖度が増す」から。ヘタの方から食べる事によって、徐々に増していく甘さのグラデーションを味わう事ができるのですね。

実際に食べ方を比べてみました!ライターMAYのおすすめは?

夏イチゴ園の取材から約半年。新年を迎えた頃からスーパーに「あまおう」などの大きいイチゴが出始めました。それまでは小ぶりのイチゴが多かったので、丸ごと一口でパクっと食べてしまっていましたが、大きいイチゴはそうはいきません。ここで私の中で取材熱が再燃。大きいイチゴをどこからどう食べるかで本当に味が変わるのか、実際に様々なイチゴで食べ比べしてみました。

一口で食べるのが美味しいイチゴ vs 一度かじった方が美味しいイチゴ

まずは、丸ごと一口で食べるかどうかについて。大胆に一口で食べた方が、全ての味わいを一度に口の中で堪能できそうな気もしますが、実際はどうなのでしょうか?

一口で食べるのが美味しいのは、小ぶりなイチゴ

指でつまめるくらいの小ぶりなイチゴは、果肉が柔らかい事が多く、一度かじると形が崩れてしまうリスクがあります。口の中ではじけるジューシーさを味わう事ができるので、ぜひ一口で。

サイズ感のあるイチゴはぜひかじってみて!

中から大くらいのサイズ感のあるイチゴは、一度かじってみる事で美味しさが深まります。理由は以下の通り。

  • イチゴの果肉の食感を体感できる(サイズ感のあるイチゴは果肉が固いものが多いです)
  • イチゴの中の色味を楽しむことができる
  • 断面から漂うイチゴの香りを楽しむことができる
  • あふれ出る果汁を楽しむことができる
  • ヘタの方と先端部分の味の変化を感じることができる

ちなみに、大きいイチゴは包丁で予めカットして盛り付ける方もいますが、私はおすすめしません!食感や果汁感を楽しむには、自分の歯でかじるのが一番。カットしてしまうとその機会がなくなってしまいますし、少しの時間でも断面が乾燥してしまうので勿体ないです。

イチゴはどこから食べるのが美味しい?

次に比べたのが、イチゴを最初にかじる場所。イチゴ園の方が教えて下さったように、ヘタから食べる方が美味しいのかどうか、自分の舌で検証してみました。

ヘタの方から食べると、味の変化を楽しむことができます

実際にヘタの方から食べてみると、イチゴの部位による糖度の違いをはっきりと感じる事ができてビックリ!一口目と二口目では「これ、本当に同じイチゴ?」と二度見する程、味が違います。イチゴの味わいのグラデーションを楽しみたい場合は、ヘタの方から食べるに一票。

最初の一口で感動したいなら先端から

イチゴは品種や収穫時期によって甘みや酸味のバランスが異なりますが、そのイチゴならではの「一番美味しい味」はやはり糖度の濃い先端部分にぎゅっと凝縮されています。何ごとも第一印象が大事だと言いますが、イチゴの味もしかり。最初の一口目で感動したい場合は、ぜひ先端部分から。

イチゴの後味はすっきりとしていますが、意外と後を引くもの。先端部分の味わいが口の中に残っている状態で二口目を頂けば、美味しさの余韻を長い間楽しむことができます。「味の濃い方から食べたら、二口目が美味しくないのでは?」という心配は無用でした。

「横から食べる」もおすすめらしい!

ちなみに、この記事を書いた翌日、ツイッターでフォローさせていただいているイチゴの専門家、宮崎大輔さん(@JIBURl)が以下のようなツイートをされていてついつい食いついてしまいました。こちらの記事を読むと、宮崎さんおすすめの食べ方は「横から」ということ。これまた研究材料が増えました。情報ありがとうございます!

「百聞は一見にしかず」実体験が与えてくれる情報量は計り知れず

イチゴの美味しい食べ方について、アレコレと私の考えにお付き合い下さりありがとうございました。イチゴ好きの方は、ぜひご自身の舌でも試していただけたらと思います。

さて、ここからはライターとしてのちょっとした哲学になります。ここまで書いて気づいた事は「情報収集」と「実体験」で得られる情報の差です。私が収集した情報を元に書いた『専門家のおすすめの食べ方は「ヘタの方から」』ではわずか8行しか書く事ができませんでしたが、私の実体験に基づいて書いた『実際に食べ方を比べてみました!ライターMAYのおすすめは?』では2段落、25行以上。3倍以上のボリュームになりました。

また、『専門家のおすすめの食べ方』でご紹介した「ヘタの方から食べる方法」が、私の検証では必ずしもベストな食べ方という結論にならなかったという点もポイントです。専門家の情報というのは、信ぴょう性もあり参考になる場合が多いです。しかしそれをそのまま書くのではなく、自分の体験に置き換えてみた時に、さらに奥行きのある多面的な情報に深まっていきます。

ライターとして日々様々な記事を書いていると「いかに正確で有益な情報を書くか」という事に注力しがちです。そういった事も重要ですが、実体験というフィルターを通す事によって、味のある唯一無二の文章になるのではないかと私は考えています。

現役ライターによる「ライター哲学」。こちらの記事もおすすめです。

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