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子供とスキーを楽しみたい!上達のために「やって良かった練習方法」【後編】

2021/02/10
 
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ライターMAY
子育てと仕事の両立に悩んだ末、フリーのママライターに転身。大変・辛いと思っていた日々の育児・家事は、ライター目線で見るとネタの宝庫!?子育ても仕事も自分らしくマイペースで。そんなわがままなライフスタイルを叶えてくれるママライターの日常を記録していきます。

こんにちは。2018年の春にそれまで勤務していた会社を退職し、フリーランスのライターとして開業したMAYです。(より詳細な自己紹介はこちらから

前編では、スキー初心者だった我が家の長男(小1)が、どのような練習方法によって、スキー初級レベルまで上達することができたのか?ということを書きました。こちらでざっくりとまとめると、以下の四点が私が考えるスキー上達のためのポイントです。

  • 本人をやる気にさせる
  • 親子で一緒に練習する(親もスキーを履く)
  • 毎回の練習時間は、無理せず短時間にし、その代わり、できるだけ頻繁に練習する機会を与える
  • 滑る以外の練習(転ぶ、歩く、登る)を重点的に(もちろん滑る練習もしますが)

子供によっては、これですんなり滑れるようになる子もいるでしょうし、なかなかコツをつかめない場合もあると思います。どうしても上達しない場合は、そもそも筋力が足りていない可能性もあると思います。そういう場合は、スキーの練習ばかり続けるのではなく、家でストレッチや筋トレをしてみるというのも一つの方法です。

我が家の長男は、日ごろからスポーツ三昧の生活を送っているので、基礎体力は高め。年末から年始にかけて三日に1回くらいのペースで練習を重ねたところ、スキーを自分でコントロールできるくらいまで上達しました。

そこで、年明けにいよいよゲレンデデビューし、本格的に滑る練習を開始することにしました。

何ができたらゲレンデデビューできる?

多くのスキー場は、スキーのレベルや年齢による入場制限はありません。極端な話ですが、スキーに初めて挑戦する超初心者でも、スキーを履いてリフト券を買えば、すぐリフトに乗ることができます。しかし、他人をよけながら安全に滑るためには、ある程度の技術力がついてからゲレンデデビューするのがおすすめです。とくに小さな子供の場合、一般的な常識やマナーが分からない状態で、いきなりゲレンデに行くと、ちょっとした不注意から大きな事故につながるリスクもあります。

私が考えるゲレンデデビューの基準は、以下の三点です。

  • ハの字でしっかり止まることができる
  • 転んだ時に自力で起き上がれる
  • 斜面でもスキーの着脱ができる

とくに、止まれる(スピードをコントロールできる)ことが一番のポイントです。

スキー場でたまに見かけるのが、「止まれない」子供スキーヤーです。長いスロープが続くゲレンデでは、緩やかな斜面であっても、自分でスキーを止めることができなければ、かなり速いスピードがついてしまい、危険です。止まれないということは、スキーのスピードだけでなく、進む方向も自分ではコントロールできない場合がほとんど。つまり、一度滑り出したら、転ぶか、どこかに突っ込むか、誰かに衝突するまで滑り続けてしまうのです。うまく転ぶことができれば良いですが、そうではない場合も多々見かけます。自分の身を守るためにも、他人に迷惑をかけないためにも、ぜひ「止まる」ことができるまではゲレンデデビューは控えるのが得策です。

スキー場によっては、ゲレンデとは別に、スキー初心者が練習できるスポットを確保している場合もあります。また、ゲレンデの中でも人がほとんどいないようなスポットもあります。近所にスキーの練習ができる場所が見つからない場合は、そういった場所を活用する方法もあります。

子供のゲレンデデビュー!気を付けたいポイントは?

いよいよゲレンデデビュー!しかし、滑る練習を始める前に、ぜひ時間をかけて子供に説明しておきたいポイントが二つあります。

スキー場での安全対策

広々としたゲレンデは、見ているだけでテンションが上がります。スキー場に到着したら、すぐにでもリフトに乗って滑り出したい気持ちになりますよね。しかし、スキー場には危険がいっぱい。中でも他人との衝突事故は大きな怪我につながるリスクもあり、大変危険です。ゲレンデでは、「上手に滑る」ことより「安全に滑る」ことを優先してほしいなというのが私の考えです。

スキー場に到着してからそういった話をしても、なかなか集中して聞いてもらえない可能性があるので、我が家では、家で安全対策についての講義をしてから、ゲレンデに向かいました。私が長男に伝えた内容は以下の四点です。

  • ふざけない
  • スピードを出し過ぎない
  • 親と離れない
  • 禁止エリアには入らない

慎重なタイプの子供の場合、あまり怖がらせるようなことを言うと不安感が増してしまうかもしれませんので、そのあたりの匙加減は、自分の子供の性格に応じて言葉を選べば良いかなと思います。我が家の息子は、よく言えば勇敢なタイプ、悪く言えば無鉄砲です。ふざけたり、スピードを出し過ぎた場合、最悪どんな怪我につながるのかということを何度も言い聞かせました。

リフトに乗る

コツさえつかんでしまえば、全く怖がる必要のないリフトですが、初めて乗る時はドキドキ緊張しますよね。いきなり「乗ってみよう!」というのではなく、事前にリフトに乗るコツを話して聞かせておくと、現場でもスムーズに乗れるかと思います。

ただ、アレコレ説明しても、実際にやってみないとなかなか腑に落ちないもの。私は必要最小限の説明をしました。

  • 必ず親と一緒に乗る
  • 降りられなくても慌てて飛び降りない
  • ストックやスキー、手袋などが落ちても慌てて飛び降りない

とにかく、「慌てない!」平常心が大事です。リフトの乗り降りの際は、必ずスタッフの方が付いているので、「しまった!」と思っても慌てず、スタッフさんの指示を待てば大丈夫です。逆に飛び降りる方が危険です。

スキー場によっては、子供や初心者がリフトに乗る場合、お願いすればスピードを緩めてくれる場合もあるので、そういうサービスを活用するのも良いですよね。

あとは、実際に一緒にリフトに乗りながら、「ここで座る」「ここで立つ」「ストックの先を上げる」「スキーの先を上げる」などアドバイスしていけば、段々と要領をつかんでくれるでしょう。

子供とスキー:ゲレンデでの練習方法は?

さて、前置きが長くなりましたが、いよいよゲレンデでの練習方法についてです。我が家では、年明け早々、近くのスキー場へ家族で出かけました。保育園年少の次男はパパと一緒に雪遊び場でそり遊び。私と長男(小1)に加え、ほぼ10年ぶりにスキーを履く私の母も誘い、大人2名+子供1名でゲレンデへ向かいました。

この時の長男は、ハの字で止まることができ、ある程度のスピードコントロールもでき、転んでも自力で起き上がれるというレベル。初心者から一歩進んだ初級レベルというところでしょうか。ゲレンデでは、ひたすら滑りの練習をしようと張り切って向かいました。

とにかくたくさんリフトに乗る

滑る練習をしに来たからには、とにかく経験を積もう!と(安全には気をつけつつ)たくさんリフトに乗ることを目標にしました。

最初は私の後を付いてくるように言って、ゆっくり滑らせましたが、段々と慣れてくると「自由に滑りたい」と言うので、危険な滑りをしない約束でOKとしました。親が一緒についている場合、緩斜面であれば、ある程度子供の好きなように滑っても問題ないでしょう。ただし、まれにものすごいスピードで滑り降りてくる人などがいるので、一緒に滑る親は、ぜひ周りを見渡しながら滑ると良いと思います。

たくさん滑ると、子供も達成感を感じます。また、子供の適応力はものすごいものがあるので、やはり場数を踏めばその分上達します。とにかく滑る!それが上達への第一歩です。

子供が比較的親の言うことを聞くタイプなら、細かい技術の説明などをしてあげたり、色々なトレーニング方法を試してみたりするのもアリですよね。しっかりと指導された方が上達するタイプなら、スクールに入ったり、プライベートレッスンを取るのが一番の近道でしょう。我が家の長男は、まず体で覚えるタイプ。そして、楽しいことならとことん練習するタイプ。あまりアレコレ言うと、「うるさい~もう黙っててよ!」となってしまい、スキー自体を嫌いになってしまうかもしれなかったので、あまり細かいことは言わずに、親の背中を見せながら一緒に滑るという方法を取りました。どうやって教えるか?これは、子供の性格による部分が大きいと思います。

ロッジで休憩する楽しみも

悪天候の日や、気温がとくに低い日などは、いつも以上に体力を消耗します。前項では、とにかく滑るのが上達への近道と言いましたが、寒い中、「たくさん滑らせなければ!」と親の方が気負ってしまうと、子供がスキー自体を嫌いになってしまうリスクもあります。また、注意力散漫な状態で滑っていると、周りの状況に即座に反応できなくて、事故につながる可能性もあるので、「疲れたらすぐ休憩」が鉄則です。

ここで子供は「もう帰りたい」と言うかもしれませんが、その前にぜひロッジへ。ロッジには温かい飲み物や食べ物など、スキー場ならではの楽しみがあります。私は、子供の頃、スキー場に行くと缶入りのコーンポタージュを買ってもらうのが楽しみでした。そんなちょっとした楽しさを体験すると、(邪道ではありますが)スキー場をより一層好きになるのではないかと思います。

暖かくて美味しいもので身も心も満たされたら、「もう少しスキー頑張ろう!」と思えるはず!

動画を撮影して、家で復習

スキーを滑りながら動画を撮影するのは危ないのでおすすめしませんが、安全な場所で立ち止まった状態であれば、子供の滑りを動画で撮影してあげるのは、大いに賛成。自分の滑りを客観的に見ることができると、どう改善すれば良いのかということがイメージしやすくなるからです。(これは子供だけでなく、大人にも効果的な上達法です。)

最近は、Youtubeなどにもたくさんのスキー動画がアップされているので、気軽に上手な人の滑りを見ることができます。自分の滑りと上手な人の滑り方を比較したりして、自宅でも復習してみると、次に滑る時にはぐんと上達していますよ。

我が家の場合、最初は大人のプロスキーヤーの動画を見せていたのですが、長男にとってはあまりピンと来ていなかったよう。子供がスキーを滑る動画を見せてみると、食い入るように見ていました。「同じくらいの年齢の子がこんなに上手に滑れるんだ」ということは、本人にとって良い刺激になったようです。

スキー検定を目標に

自分がどのくらい滑れるのかということを証明できるのが、スキー検定です。一般的には、SAJ(全日本スキー連盟)による検定を指します。この検定には、一般向けの級別テストと、小学生以下が受講できるジュニアテストがあります。(級別よりもさらに上を目指す方には、テクニカルプライズなどもありますが、こちらでは省略。)合格したらバッチをもらえるので、「バッチテスト」と呼ばれています。

検定の日程や料金、申し込み方法等は、検定が開催されるスキー場によって異なります。気になる方は、自分がよく行くスキー場のHPなどで、検定の開催要項を確認してみてはいかがでしょうか。

テストに合格できたり、上の級に上がれたりすることをモチベーションにするタイプの子であれば、バッチテストは大きな目標になります。我が家の長男もまさにそのタイプ。「バッチがほしい!」と言って練習に励んでいます。

スキーができると、冬の楽しみがぐんと広がる!

雪国の冬はとにかく寒い!寒いと出かけるだけでも大変なので、室内に引きこもりがちになります。しかし、それでは運動不足になってしまいます。また、長い冬を、春を待ちわびるだけでやり過ごすのはもったいないですよね。スキーができれば、運動不足とは無縁の生活を送れますし、なにより楽しい!寒い冬が待ち遠しくなるほどです。

今回は前後編で我が家の長男(小1)のスキーデビューについて書いてみました。シーズンはまだまだ続くので、今後は(これから受ける予定の)検定についてや、大人のスキー練習方法などについても書いていきたいと思います。

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子育てと仕事の両立に悩んだ末、フリーのママライターに転身。大変・辛いと思っていた日々の育児・家事は、ライター目線で見るとネタの宝庫!?子育ても仕事も自分らしくマイペースで。そんなわがままなライフスタイルを叶えてくれるママライターの日常を記録していきます。

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