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ママライターは稼げない!?気になるライターの月収を公開します

2021/02/05
 
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ライターMAY
子育てと仕事の両立に悩んだ末、フリーのママライターに転身。大変・辛いと思っていた日々の育児・家事は、ライター目線で見るとネタの宝庫!?子育ても仕事も自分らしくマイペースで。そんなわがままなライフスタイルを叶えてくれるママライターの日常を記録していきます。

こんにちは。2018年の春にそれまで勤務していた会社を退職し、フリーランスのライターとして開業したMAYです。

ママライターというと、育児の合間に在宅作業でお小遣い稼ぎができるというイメージがありますよね。しかし、具体的にどのくらいの作業内容でどの程度の金額の報酬を得ることができるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、ライターの報酬の仕組みや相場、そして作業にかかる時間から換算したざっくりとした時給について、私個人の経験をもとに書いていきたいと思います。

インターネットでは「意外と稼げる」vs「搾取されている」の二元論

「ライター 報酬」などのキーワードで検索すると、「ライターは意外と稼げる(自分が試してみたらこれくらい稼ぐことができた)」という意見と、「ライターは搾取されている」という全く反対の意見に分かれているのが分かります。

稼げる派ライターの意見は、ママライターにはあまり参考にならない理由

「自分が試しにやってみたら月に数十万円稼ぐことができました」というようなブログ記事を見かける事があります。しかし、これは子供を持たない人が自分の自由な時間を思いっきり有効活用した結果の金額。まれに子育て中のママライターでも特殊な知識(金融など)を持っている方が高単価のライティング案件をこなしている場合もあります。

しかし大多数の子育て中のママは、パソコンに向かって集中できる時間は限られていることでしょう。高単価の案件を受けられるような知識を持っている方もごく少数だというのが現状ではないでしょうか。そういう理由から、子育てしながら隙間時間を使ってライティングを行いたいと思った場合は、このような意見はあまり参考にしない方がよさそうです。

稼げない派ライターの意見も、一概には正しいとは言えない理由

一方で「ウェブライターは搾取されている」という意見もあります。確かに、クラウドソーシングサイトの仕事募集を見ていると、1記事あたり数百円という仕事はざらにあります。文字単価として換算すると、1文字0.5円を切る案件です。どんなに文字数の少ない仕事だとしても、一つの記事を書き終えるにはある程度のまとまった時間が必要です。そんな時間を割いても受け取る事のできる報酬が百円単位なら悲しくなってしまいますよね。

ライターの報酬は低すぎるというこの意見は一理ありますが、しかしそればかりではありません。しっかりと選べばもっと単価の良い案件は出てきます。実績を積む事ができれば、1年足らずで1文字1円以上のライターになる事も可能だと私は思っています。

ライターの報酬の仕組みと相場

ライターは一般的にどのように報酬を得る事ができるのでしょうか?今回は私の個人的な経験をもとに解説してみます。

基本的には業務委託の形式で仕事を受けます

業務委託というのは、一般的にフリーランスの人が会社や個人から仕事をもらう形です。「ある作業やプロジェクトに対して〇円の報酬を支払います」という合意のもと仕事が発注される仕組みの事です。ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで仕事を受ける場合はこの形が一般的です。ライターの場合は、1記事(またはある程度のまとまった記事数)ごとの契約(受注)という形になりますね。(契約書のやり取りは省かれる場合がほとんどです。)

一方、メディアと直接契約している場合は、半年間などの期間契約の上で、出来高制(その期間内に何記事書いたか)で報酬が支払われるというのが一般的でしょう。月末にその月に書いた記事分の請求をするというスタイルです。

どちらにしても、「書いた分だけ支払われる」というのがライターの報酬の仕組みです。

ママライターの報酬の相場

金融や法律などの専門職ライターを除いて、一般的なウェブライターの相場は現在1文字1円程度と言われています。1文字2円以上になると、高額と言われるウェブライター業界。ママライターが得意とする妊娠、出産、育児、家事等についてのライティングも1文字1円の相場感の範疇だと思います。

しかし、初心者が仕事を探していると、1文字1円を超える案件にはほとんど巡り合うことができません。大体1記事1000~2000円で2000文字以上書いてくださいといった仕事が多いように感じます。どのメディアも、初めて付き合うライターに最初から高額の報酬は支払わない事が多いからです。メディアによってはテストライティングの意味合いも込めて募集をかけている場合もあります。テストライティングとは、試用期間のようなもの。まずは1記事書いてみて、その内容によって継続かどうか判断されるシステムです。

同じメディアから継続して仕事を受ける事ができた場合、続ける期間が長ければ長い程、単価がアップするという特典を付けてくれるメディアもあります。また、1か月に納品する記事数が多いほど、翌月の単価が上がるというインセンティブを設けているところも。記事のPV数に応じてボーナスをもらえるメディアもありますよ。継続して書けば書くほど単価が上がるという仕組みがあるので、最初は1文字1円以下で始めても、何か月も続けていたらいつのまにか1文字1円を超えていたという状況になるかもしれません。ただし、全てのメディアがこのような特典を付けてくれるわけではありませんので、待遇についてはあらかじめ確認しておくと良いですね。

作業にかかる時間から換算した時給

さて、前項で1記事1000円~2000円という金額を提示しました。それでは実際に、この金額を稼ぐためにママライターはどのくらいの時間を費やさなければいけないのかが、気になりますよね。

時給は人それぞれ

結論から言うと、一つの記事を何時間で書くことができるのかは、人それぞれです。1記事1時間以内で完了する人もいれば、何時間もパソコンとにらめっこしている人もいます。また、同じ人でも、書くテーマによって完了までの時間には差が出ます。さらに言うと、その日の体調や気分によっても書き上げるまでの時間は大幅に左右されるものです。しかし、そう言ってしまうと、全く具体例になりませんよね。

1時間に1000文字は一つの目安。しかし、単純計算は出来ません。

私の経験から言うと、1000文字程度の記事は(文章に苦手意識を持っている方でなければ)ライターとして数か月の経験があれば大体1時間で書き終える事ができるでしょう。しかし、文字数が上がれば上がる程、そういった単純な時給換算はやりにくくなってきます。2000文字だから2時間、3000文字だから3時間という計算にはなりません。文字数が多ければ多い程、構成力も必要になりますし、下調べに時間をかける必要も出てきます。

私はこれまで5000文字の仕事を2日以上かけて完成させたこともあります。時間をかければかけるだけ頭が煮詰まってしまい、なかなか筆が進まなくなるので気分転換も必要になります。単純に費やした時間で時給換算できないのが執筆業ですよね。

ライターMAYの月収公開!そして私が考える時給を上げるコツ

色々書いてきましたが、何よりも具体例が参考になりますよね。そこで、私個人の収入について公開してみたいと思います。

ライターMAYのこれまでの月収を大公開!(ざっくり)

  • 副業時代:平日夜に1~2時間程度の作業(月20日、合計20~40時間)…2万円/月
  • 開業後:平日9時~17時の作業、たまに外出あり(月10~20日、合計70~140時間)…8~15万円/月

私はこの春開業する前から副業としてライターをやっていたので、その時の記録も参考までに記載させていただきました。未就学児を自宅でみながらライター業を始める方にとっては、月20時間というのは一つの目安になるかもしれませんよね。

開業後は、パソコンに向かってライティングの仕事をするだけではなく、定期的に外でアルバイトしたり、他の仕事をしたり、取材に出かけたりしている時間もあるので、作業時間はかなり幅があります。

時給を上げるコツ

副業時も開業後も、時給換算すると500円~2000円くらいの間。時給が高い時期にやっている仕事はどんな特徴があるのか、まとめてみました。

  • 取材記事など単価の高い案件
  • 実体験に基づいた案件(リサーチする時間がかからない)
  • 締切が厳しい案件

高単価で書きやすい仕事が一番という事ですね。ライティングの仕事を継続すればするほど、自分はどんな案件だと書きやすいのかという事が分かってきます。時給を上げるコツという意味では、続けることが第一のポイントになるかもしれませんね。

また、一概に良いだけではないのですが、締切が厳しい仕事はやはり納品までにかかる時間が短い場合が多いです。ただ、私の場合、あまりカツカツで仕事するのが好きではないので、最近はあまり締切のない仕事ばかり選んでしまいます。そのせいで、中だるみしているという自覚もあります。

一方で、やる気と時間があっても、なかなかしっくりとくる仕事に巡り合えない場合は、仕事探しに時間を費やさなければいけない事もあります。また、子供の急な体調不良等によって、自由に使う事の出来る時間もかなり変わってきます。このあたりはママライターの宿命ですかね。

どのくらい稼げるのかはその人の生活スタイル次第です

ママライターの報酬の仕組みや相場について、少しは理解が深まったでしょうか。しかし、ここで紹介したのはあくまで私個人の経験に基づいた相場です。ライターさんによっては、もっと稼げるよ!という方もいると思います。一つの参考にしていただければと思いながらこの記事を書きました。

子供の月齢(年齢)や性格、生活スタイルによって、ママそれぞれに自由に使う事の出来る時間は異なります。また仕事や個人の経験によっても相場は大きく異なります。しかし、大体何時間くらいをライティングに費やす事ができるかという点が分かれば、まずは大体の月収のおおまかな見込み金額は計算できるかもしれませんね。

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