育児も家事も「書く」ことで楽しくなる

とにかく暇な入院生活。一日の過ごし方など(潰瘍性大腸炎)

2021/04/17
 
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ライターMAY
子育てと仕事の両立に悩んだ末、フリーのママライターに転身。大変・辛いと思っていた日々の育児・家事は、ライター目線で見るとネタの宝庫!?子育ても仕事も自分らしくマイペースで。そんなわがままなライフスタイルを叶えてくれるママライターの日常を記録していきます。

2020年6月、何の前触れもなく下痢(血便あり)が三日間続き、痛みに耐えきれず病院を受診したところ、「潰瘍性大腸炎」と診断されました。今回私は12日間入院しましたが、入院中どんなことをして過ごしていたのか、主に自分用の記録として書きとめておきます。

診断までの経緯について→「コロナが落ち着いてきた矢先に、潰瘍性大腸炎で入院しました

潰瘍性大腸炎の入院生活で必要なもの

病院を受診して、点滴してもらっている間に入院することが決まったため、入院に必要なものは夫に持ってきてもらいました。

  • 洗面道具(歯ブラシ、歯磨き粉、ヘアブラシ、基礎化粧品など)
  • ハンドソープ(病院の売店で購入)
  • スリッパ
  • 下着、靴下(二日に一回は夫にお願いして洗濯物を届けてもらっていた)
  • ドライヤー(病院のものを使用して良いけれど、その都度看護師さんを呼ぶのが面倒だったので夫に持ってきてもらった)
  • コップ(食事の時にお茶を入れてもらうために必要)
  • スマホの充電器

私が入院した病院では、レンタルサービスもあったので、夫の負担を考え、以下のものはレンタルしました。

  • パジャマ(レンタル)
  • タオル(レンタル)

また、病院に備え付けの以下のものは無料で使用できました。

  • シャンプー
  • ボディーソープ
  • ドライヤー(私は途中から持参したものを使いました)

病院には売店があるので、自宅から色々と持ってくるのが大変な場合、ほとんどのアイテムを売店で購入することができます。薬を飲む時に必要な水や清涼飲料水なども売店で買っていました。

入院中のルーティーン

先生の回診

毎朝、消化器科の先生方と看護師さんたちの回診がありました。主治医の先生は夕方にも顔を見に来てくれました。この時に自分の体調の変化を伝えるのですが、体調にも波があるし、結構すぐ忘れてしまうので、先生を前に「どんな感じだっけ?」と固まってしまうことが何度かありました。

そこで、私は少しでも変化があったと感じた時は、出来るだけ細かく手帳に書き留めていました。回診時には、その手帳を見ながら話すと、先生の方も体調の変化を把握してもらえた気がしました。

看護師さんのチェック

一日に3~5回程度、看護師さんも見回りにきてくれ、熱や血圧、血中酸素濃度などをチェックしてくれました。点滴をつけている時は、こまめに病室を覗いてくれ、点滴がきちんと進んでいるか確認してくれました。

点滴は一度入れればさしっぱなしかと思っていましたが、いろいろと不具合が出ることがあるのだと今回初めて知りました。最初はしっかりささっていたのに、途中から血管にあたって点滴液が落ちなくなってしまったり、さした部分が腫れてしまったりして、結局三回入れなおしてもらいました。

食事、内服薬

絶食中は食事が出なかったので、好きな時に寝て、なんとなく薬を飲んでいましたが、食事が開始してからは一日が規則正しくなりました。朝は8時、昼は12時、夜は18時に食事が出ました。病院食であっさりとしたメニューでしたが、毎日とても楽しみな時間でした。

その他

トイレやシャワーなどは、必要に応じて。ちなみに、トイレの回数は体調チェックの目安になるので、入院初日に記録シートを渡され、その都度記録していました。

検査(不定期)など

平日に検査が入ることがありました。採血はなぜか早朝に行われ、CTやMRI、腹部エコー、大腸内視鏡などの検査は外来が開いてからの時間帯に呼ばれました。また、退院前には、栄養士さんから食事についてのアドバイスもありました。

入院中の暇つぶし

テレビ

普段家では長男にチャンネル権を奪われてしまうので、久しぶりに自分の見たい番組を気ままに見ることができました。最初は24時間点滴でベッドから起き上がるのも辛かったので、テレビを見るか寝るかして過ごしていました。

しかし、何時間も見ていると疲れてくるし、ドラマなどの見たい番組は夜遅く(消灯時間が21時)なので、入院生活が長引くにつれ、なんとなくテレビをつけている時間が減っていきました。ただ、何もせずぼーっとできるので、回復してからも、食後や点滴中などはテレビをつけることが多かったです。

潰瘍性大腸炎の患者にとって辛かったのは、どのテレビ番組をつけていても大体グルメネタが含まれていることでした。とくに絶食中はただでさえ空腹なのに、美味しそうな料理やスイーツが画面いっぱいに映し出されるとひどくみじめな気持ちになりました。他の病気の場合「退院したら食べるぞ!」と思えますが、潰瘍性大腸炎の場合は退院後も食生活には気を付ける必要があるので、そう素直に思えないのも辛いところ。グルメネタには欠かせないカレーや焼き肉などは控えるように言われているので…。

スマホ

それまでは1日に大体2時間だったスクリーンタイムが、入院中は6時間までアップしました。ちょっとでも気になる症状があったら調べたり、家族や友人にメールしたり、スマホって便利ですよね。入院中だけだから良いかなと思って、あまり気にせずスマホを見ていたのですが、肩や腰が痛くなったので、やっぱり何ごともほどほどかなと思いました。

読書

肩こりのもう一つの原因は読書です。普段なかなか本を読む時間がないので、ここぞとばかりに読みふけりました。最近気になっていた「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」をネットで購入し、自宅にあった本何冊かと一緒に夫に届けてもらいました。ブレイディみかこさん著のこの本は、爽快でくすっと笑えるところもあり、明るい気分になったので、今回の入院生活の心の支えになりました。

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病室はめちゃくちゃ静かなので、読書に最適な環境です。また、電動ベッドは頭や足の部分を自由に上げ下げできるので、ベッドに寝ながら好きな姿勢で読書できるのも良いですよね。読書すると頭が程よく疲れてくれるので、病気のことばかり考えずに済むし、夜なかなか寝付けないという悩みも解消されます。

ストレッチ

肩こり解消のため、思いついたらストレッチするようにしていました。(痛みが強い時はもちろんできませんが。)足首を回したり腰回りをほぐしたりするストレッチは、ベッドに寝ながらできます。座った状態で首筋を伸ばしたり、骨盤を開いたりするストレッチもよくやりました。コロナで外出自粛が続いたせいか、Youtube上にもたくさんのストレッチ動画があったので、参考にしました。

音楽鑑賞

ストレッチ中に音楽をかけると、とてもリラックスでき、入院中だということを忘れることができたので、私の入院生活の中でもお気に入りの過ごし方でした。私はスマホにラインミュージックを入れているので、その時の気分で適当な音楽を選び、流していました。ほとんどクラシック音楽でしたが。

子供に手紙を書く

外出自粛制限が緩和された中とは言え、世間ではまだまだコロナ対策が叫ばれているので、この病院でも面会は禁止でした。子供たちと会えず、(子供より)私が寂しかったので、毎日簡単なお手紙を書いていました。子供の負担にならないようにちょっとずつ。夫が二日に一回くらいのペースで洗濯物を届けてくれたので、その時にお手紙を渡していました。子供たちは「ふーん」くらいにしか思っていなかったようなので、ほぼ私の自己満足です。

生活改善のイメージ

潰瘍性大腸炎は、退院後も割と厳しい食事制限を自己に課していく必要がある病気なので、今後どんなふうに生活していけば良いのかというイメージを膨らませて、手帳に書きとめたりしていました。低脂質メニューってこれまでほとんど意識したことがなかったので、レシピアプリで調べたり、SNSで同じような食事制限をしている人をフォローしたりしながら「こんな献立かな?」とシミュレーションしていました。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言いますが、私はまさにそのタイプ。時間が経って体調が回復すると、きっとまた乱れた食生活に戻ってしまいそうな予感がしたので、今の気持ち(絶対に病院に戻りたくない)を決意表明のような意味で、できるだけ手帳に書き留めておくようにも心がけました。

入院中に仕事はできる?

実は今回の入院中、調子が良ければ執筆の仕事もできるかも?とパソコンを持ち込んでいました。内服薬で腹痛が落ち着いてからは何度か挑戦したのですが、なんとパソコンを打っていると点滴が落ちないという事態に。点滴の場所にもよるようなのですが、肘を曲げると点滴が入っている血管が細くなってしまうのです。その結果、通常数時間で終わるはずの点滴に半日もかかってしまったことがありました。

やはり入院中は仕事のことは一旦忘れて、養生するのが良いみたいです。

退院後スタートしたゆるゆるグルテンフリー(グルテンカット)生活のこと→「ゆるーくグルテンフリー生活にチャレンジ中です

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